ウクライナのゼレンスキー大統領は12日、軍・治安機関幹部と会議を開き、ロシアが猛攻を続ける東部ドネツク州の激戦地バフムト周辺の情勢について協議した。ゼレンスキー氏は「守備部隊は、弾薬と必要なものすべてを迅速かつ間断なく供給される」と約束したが、抗戦か撤退か、厳しい判断を迫られているもようだ。  バフムト近郊の廃虚と化した町ソレダルをロシア軍が包囲する中、トルコの首都アンカラでは連日、ロシアとウクライナの人権代表が会談。負傷兵を退避させる「人道回廊」設置が提案されているが、ウクライナの「敗北」を意味しかねないため、ぎりぎりの交渉が続いているとみられる。 【時事通信社】 〔写真説明〕ウクライナのゼレンスキー大統領=11日、西部リビウ(大統領府提供)(AFP時事)
情報提供元: 時事通信社
記事名:「 ウクライナ大統領、激戦地攻防で厳しい判断=ロシア猛攻、人道回廊で交渉