【ワシントン時事】バイデン米大統領は5日、ロシアのプーチン大統領が提案した東方正教のクリスマス(7日)に合わせた36時間の停戦に対し、懐疑的な姿勢を示した。バイデン氏は閣議で「ウクライナの紛争は重大局面を迎えている。ロシアは全く手を緩めていない」と指摘した。 バイデン氏はこれに先立ち、記者団に「昨年12月25日(クリスマス)も元日も、彼(プーチン氏)は病院や学校、教会を攻撃する用意があった」と主張。「彼は酸素を求めているのだと思う」と語り、停戦提案は部隊再編などのための時間稼ぎと見なした。 【時事通信社】 〔写真説明〕5日、ホワイトハウスで閣議に臨むバイデン米大統領(右)(EPA時事)