【サンパウロ時事】南米ベネズエラで三権を掌握する反米左派マドゥロ大統領に対抗している野党連合は5日、独自の「国会」を開き、スペインに亡命中の女性議員フィゲラ氏を国会議長に選出した。4年にわたり議長の座を占め、それを根拠に欧米諸国から「暫定大統領」と認められてきたグアイド氏は指導者の座から正式に降ろされた。  グアイド氏は、自身をベネズエラの「正統な代表」と認めてくれた米国や英国、フランスなど50以上の国に謝意を表明した上で、野党側への支持継続を要請。一方で「われわれは現段階で自ら権力の空白をつくってはならない。それは独裁者(マドゥロ氏)を利するだけだ」と述べた。 【時事通信社】 〔写真説明〕ベネズエラの野党指導者グアイド氏=2022年12月30日、カラカス(グアイド氏事務所提供)(AFP時事)
情報提供元: 時事通信社
記事名:「 野党指導者グアイド氏が失権=新「国会議長」に亡命女性政治家―ベネズエラ