【サンパウロ時事】南米パラグアイで4月30日に実施される大統領選に出馬する左派野党連合のアレグレ候補はロイター通信に対し、当選の暁には台湾と断交し、中国と国交を結ぶ意向を明らかにした。同通信が5日伝えた。牛肉や大豆の主要生産国のパラグアイは、南米で唯一台湾との外交関係を保っている。  元下院議長のアレグレ氏は「パラグアイは中国と関係を持たねばならない。(中国と外交関係がないことで)家畜と穀物の利益は大きく損なわれている」と強調。さらに「われわれは台湾との関係から十分に利益を受けていない」と述べた。  中道右派の与党コロラド党のペニャ候補は「台湾との伝統的な関係を守る」と宣言している。選挙はペニャ氏とアレグレ氏の事実上の一騎打ちになるとみられる。 【時事通信社】
情報提供元: 時事通信社
記事名:「 左派候補「勝ったら台湾と断交」=4月の大統領選―パラグアイ