【ニューヨーク時事】国連のグテレス事務総長は、ウクライナ東部ドネツク州の捕虜収容所で昨年にウクライナ兵約50人が死亡した事件を巡り、検討していた調査団の派遣を断念した。ドゥジャリク事務総長報道官が5日の記者会見で明らかにした。安全面など「現地入りに必要な条件が満たされなかった」ためだという。  昨年7月、親ロシア派支配地域にある収容所で爆発が発生し、ロシアは米国提供の武器で攻撃されたと主張。一方ウクライナは、兵士への拷問を隠蔽(いんぺい)するためのロシアによる自作自演とみており、双方が調査団の派遣を国連に要請していた。 【時事通信社】
情報提供元: 時事通信社
記事名:「 国連総長、調査団派遣を断念=ウクライナ捕虜死亡事件