【パリ時事】バチカン市国のサンピエトロ広場で5日、昨年12月31日に95歳で死去した前ローマ教皇(第265代)ベネディクト16世の葬儀が行われた。AFP通信によれば、信者ら数万人が集まり、ドイツのショルツ首相やイタリアのメローニ首相も参列した。  葬儀を執り行ったフランシスコ教皇は車いすで出席。これに関し、ANSA通信は「長年の膝の問題」が理由だと伝えた。  参列した伊北部ミラノ出身の女性(59)はAFPに対し「ベネディクト16世は私にとって父のようなものだ。純粋さ、率直さ、温和さを持っていた」と語った。  ベネディクト16世の遺体は葬儀までの3日間、サンピエトロ大聖堂に安置された。バチカン(ローマ教皇庁)によれば、この間に約19万5000人が訪れ、死を悼んだ。 【時事通信社】
情報提供元: 時事通信社
記事名:「 バチカンで前教皇葬儀=信者ら数万人参列