【ロンドン時事】スナク英首相は4日、ロンドン市内で演説し、イングランドの全ての児童・生徒を対象に、18歳まで数学を必修化する方針を明らかにした。国民の計算能力の底上げに加え、社会で需要が高まるデータ分析や統計処理などに優れた人材を育成するのが狙いだ。  スナク氏は、英国が「18歳まで数学の勉強を義務付けていない数少ない国の一つ」だと主張。現在は「16~19歳で数学を勉強しているのは半数にすぎない」と嘆いた。  また、「私が人生で得たあらゆるチャンスは、幸運にも授かった教育から始まっている」と述べ、教育改革への意欲を表明。自身の経験を踏まえ「全ての子どもが18歳まで何らかの形で数学を学べるようにしたい」と訴えた。 【時事通信社】
情報提供元: 時事通信社
記事名:「 18歳まで数学必修に=教育改革に意欲―英首相