ゲームソフト大手「スクウェア・エニックス」元社員らによるインサイダー取引事件で、東京地検特捜部は27日、別銘柄でも公表前に取引したとして、金融商品取引法違反罪で、ゲームクリエイターの同社元社員、中裕司(57)と元社員の佐崎泰介(39)両容疑者を追起訴した。  起訴状などによると、中容疑者は、制作会社「エイチーム」(名古屋市)と共同で進めていた「ファイナルファンタジー」のスマートフォン向けゲームの開発情報を得て、公表前の2021年1~2月に同社株計12万株を計約1億4470万円で買い付けたとされる。佐崎容疑者も公表前に計約9万1000株を計約1億500万円で買ったほか、知人に教えて計1万株を計約1180万円で取得させたとされる。  両容疑者は「ドラゴンクエスト」の開発情報を巡り、公表前に制作会社「Aiming(エイミング)」株を買い付けたとして起訴されている。 (了)【時事通信社】
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記事名:「 スクエニ元社員2人追起訴=インサイダー取引事件―東京地検