徳島県内で活躍する地域おこし協力隊員らが22日、吉野川市で体験型の交流会を開いた。隊員同士のつながりを深めるほか、お互いの活動内容を実際に体験し参考にすることで、活力ある地域づくりを推進するのが狙い。  これまでも、県庁に隊員が集まり活動報告をする機会はあったが、現地体験型の交流は初めて。県内全域で11月から計6回開催された。  22日は、午前中は小学校の廃校舎を利用した地域の交流施設「たねのや」を視察。午後からは2008年に内閣府が全国で初めて梅酒特区に認定した「美郷地区」にある「大畠酒造」に赴き、梅酒造りを体験するなど吉野川市の魅力に触れた。  たねのやを拠点に活動する田岡若葉さんは、同市出身。大学卒業後は県外で働いていたが、21年度から地域おこし協力隊員として地元に戻った。「若者に楽しんでもらえるイベントをつくっていきたい」と話した。 (了)【時事通信社】
情報提供元: 時事通信社
記事名:「 地域おこし協力隊員が交流=徳島県吉野川市〔地域〕