世界遺産・厳島神社(広島県廿日市市)の大鳥居を修理する大規模工事が完了し、神事「竣工清祓(しゅんこうきよめはらい)式」が行われた。式では、神職が祝詞(のりと)を読み上げ、大鳥居の正面や左右両側からはらい清めた。  工事は2019年6月に始まり、傷んだ部分を補修したほか、耐震補強や朱色の再塗装なども行った。厳島神社によると、約3年半で、延べ約1万人が携わったという。  工事の設計や管理を担当した厳島神社の技師、原島誠さん(65)は「長い工事がやっと終わり、皆さんに見てもらえることになって、感慨深い。職人の技術を後世に残すことができたのもうれしい」と話した。 (了) 【時事通信社】
情報提供元: 時事通信社
記事名:「 厳島神社の大鳥居、修理終え「清祓式」=広島県〔地域〕