愛知県安城市の東海道新幹線の架線が切れ、約4時間にわたり全線で運転を見合わせたトラブルで、JR東海は20日、架線をつり下げる金具が折れて架線同士が接触し、ショートしたことが原因だと発表した。  同社によると、架線が切れたのは異なる変電所から送られる電流を区分する「エアセクション」と呼ばれる区間。架線をつるための金具「ハンガ」が折れて、並行する別の架線に触れたためショートが発生。架線が断線したという。   折れた金具などは2016年に交換。12日に行った目視点検では異常は確認されなかったという。同社は、同じ構造の65カ所で緊急点検を実施している。  停電は18日午後1時ごろ、豊橋―名古屋間で発生。運転再開後もダイヤが大幅に乱れ、約11万人に影響が出た。(了)【時事通信社】
情報提供元: 時事通信社
記事名:「 金具破損でショート=東海道新幹線の停電―JR東海