【ブリュッセル時事】欧州連合(EU)欧州委員会は19日、米メタ(旧フェイスブック)がオンライン広告市場で競争をゆがめ、EU競争法(独禁法)に違反しているとの予備的見解を同社に通知したと発表した。欧州委は2021年6月に調査を開始していた。  今後、メタによる違反が正式に認定された場合、世界年間売上高の最大10%が制裁金として同社に科される可能性がある。  欧州委は、メタがインターネット交流サイト(SNS)フェイスブックと利用者同士が商品を売買する「マーケットプレイス」をひも付けしていることを問題視。他社を締め出して自社のサービスを優遇していると指摘した。さらに、メタが競合他社の広告から収集した利用者情報を、自社に有利な条件でマーケットプレイスに活用していると述べた。 【時事通信社】
情報提供元: 時事通信社
記事名:「 米メタが競争法違反=オンライン広告巡り―欧州委見解