相模原市の障害者施設「津久井やまゆり園」で2016年、入所者ら45人が殺傷された事件で、一審の死刑判決が確定した元職員植松聖死刑囚(32)の控訴取り下げは無効とする弁護人の申し立てについて、最高裁第3小法廷(長嶺安政裁判長)は12日付で、弁護人の特別抗告を棄却する決定をした。取り下げは有効とした東京高裁決定が確定した。  植松死刑囚は20年3月に一審横浜地裁で死刑判決を受け、弁護人による控訴を自ら取り下げて刑が確定した。弁護人は、取り下げは無効として裁判の継続を申し立てたが、東京高裁で退けられ、特別抗告していた。 (了)【時事通信社】
情報提供元: 時事通信社
記事名:「 植松死刑囚の控訴取り下げ有効=弁護人の特別抗告棄却―最高裁