【ベルリン時事】ロシアのプーチン大統領は9日、訪問先のキルギスの首都ビシケクで記者会見し、米国は核兵器の先制使用が可能だとして、ロシアも同様の対応を取れるよう、「軍事ドクトリン」を変更する可能性を示唆した。プーチン氏は7日にも核戦争の脅威は増大していると警告していたが、核使用の脅しを一段と強めた形だ。  米CNNテレビによると、プーチン氏は「米国は、各文書に記されている通り、軍事戦略の中に先制攻撃を組み込んでいる。一方でわれわれが規定しているのは報復攻撃だ」と述べた上で、こうした米国のやり方をロシアも採用すべきかもしれないと語った。 【時事通信社】 〔写真説明〕ロシアのプーチン大統領=9日、キルギス首都ビシケク(AFP時事)
情報提供元: 時事通信社
記事名:「 核の先制使用へ方針変更も=プーチン氏、脅し強める