9日午後3時ごろ、定期検査中の関西電力高浜原発1、2号機(福井県高浜町)の「海水電解装置建屋」で火災報知器が作動した。建屋内にいた作業員が電線から火が出ているのを発見し、消火器で消し止めた。関電によると、けが人はなく、放射性物質の外部への漏えいはないという。  建屋は、1号機原子炉建屋から約100メートル離れた場所にあり、放射線管理区域外。取水路からくみ取った海水を電気分解し、貝類などが配管に付着するのを防止する装置が置かれているといい、火は2階の電気設備につながる電線から出ていたという。  高浜1、2号機は、運転開始から40年を超えており、来夏の再稼働を目指している。 (了)【時事通信社】
情報提供元: 時事通信社
記事名:「 高浜原発敷地内の建屋で火災=放射性物質の影響なし―福井