【ブリュッセル時事】ウクライナ国営原子力企業エネルゴアトムは8日、声明を出し、ロシア軍が占拠中の南部ザポロジエ原発に複数のロケット砲を搬入したと明らかにした。同社は「核と放射線の安全基準に違反している」と批判。原発周辺に「安全・保護区域」を設置するよう改めて求めた。 エネルゴアトムは、ロシア軍が「ドニエプル川の対岸、特にニコポリやマルハネツイへの砲撃を準備している可能性が高い」と懸念を示した。 【時事通信社】 〔写真説明〕ウクライナ南東部ニコポリからドニエプル川越しに望んだザポロジエ原発=10月28日(EPA時事)