【イスタンブール時事】ロシア軍は15日、ウクライナの首都キーウ(キエフ)や西部リビウなどウクライナ全土をミサイルで攻撃した。インフラ施設を標的にしたとみられる。ウクライナのメディアによると、ティモシェンコ大統領府副長官は「攻撃の影響で700万以上の世帯が停電に見舞われた」と明らかにした。  ロシア軍はミサイルやイラン製ドローンなどによるウクライナ各地への攻撃を繰り返しているが、今回は従来と比べて規模が大きいという。  ティモシェンコ氏の説明では、ロシア軍は90発以上のミサイルを発射。ウクライナ側でこのうち70発の迎撃に成功したものの、15カ所のエネルギー関連施設が損壊した。ゼレンスキー大統領はビデオメッセージで国民に身を守るよう求め、「敵が目的を達することはない。われわれは生き延びる」と強調した。 【時事通信社】
情報提供元: 時事通信社
記事名:「 ロシア軍、全土にミサイル攻撃=700万世帯停電―ウクライナ