【ワシントン時事】8日投票の米中間選挙は、13日までの開票作業の結果、与党・民主党が上院の多数派を維持した。就任後初の国政選挙で審判を受けたバイデン大統領は、上院を制したことで一定の成果を得た。一方、下院は野党・共和党がリードしており、過半数に迫っている。  事前の世論調査では、下院は共和党優勢、上院は接戦が見込まれていた。しかし、民主党が予想外の健闘を見せ、バイデン氏は再選を目指す2024年大統領選に向けて求心力を保った。一方、支援した共和党候補が苦戦を強いられたトランプ前大統領にとっては、再選戦略に狂いが生じた。  バイデン氏は訪問先のカンボジアで記者団の取材に応じ、「良い気分だ。今後数年間を楽しみにしている」と述べた。 【時事通信社】
情報提供元: 時事通信社
記事名:「 民主、上院多数派を維持=バイデン政権、一定の成果―下院は共和リード・米中間選挙