【ジャカルタ時事】インドネシアでせき止めや解熱用シロップ薬を飲んだ子供が急性腎障害となり約160人が死亡した問題で、原因の一つとみられる化学物質の同薬への含有量が基準値の約2360倍に達するケースがあったことが2日までに、国家警察の調べで分かった。  地元紙などによると、東ジャワ州の製薬会社「アフィ・ファルマ」は、基準値が1ミリリットル当たり0.1ミリグラムと定められている化学物質「エチレングリコール」を236グラム余りも入れてシロップ薬を製造していたという。エチレングリコールは甘みがあるが、一定量以上摂取すると人体に害を及ぼす。 【時事通信社】
情報提供元: 時事通信社
記事名:「 今度は基準値の2360倍=シロップ薬「問題物質」―インドネシア