【サンパウロ時事】ブラジルのノゲイラ官房長官は1日の記者会見で、10月30日に実施された大統領選決選投票で惜敗した右派のボルソナロ大統領から、政権移行手続きの開始を指示されたことを明らかにした。同氏陣営が敗北を事実上受け入れた格好。ただ、これに先立ち会見したボルソナロ氏は勝敗に一切触れなかった。選挙は左派の元職ルラ氏が1.8ポイント差で勝ったが、ボルソナロ氏は結果が出てから丸2日近く沈黙を守っていた。  記者会見を受け、連邦最高裁は「政権移行の開始を決定したことは選挙の最終結果を認めたことであり、大統領の発言は重大だ」とする声明を発表。ボルソナロ氏が敗北を認めたとの認識を表明した。 【時事通信社】
情報提供元: 時事通信社
記事名:「 ボルソナロ陣営、敗北を事実上容認=本人は明言せず―ブラジル大統領選