リトアニアのシモニテ首相は28日、東京都内で記者会見し、「すべての民主国家の政府や企業に対し、ビジネスをロシアからできるだけ早期に切り離すよう促す」と述べた。日本企業が参画する極東の石油・天然ガス開発事業「サハリン2」を念頭に、撤退を訴えた形だ。  シモニテ氏は、日本政府や企業に「サハリン2」から手を引くよう求めたのかと問われたのに対し、個別の取引やプロジェクトに自身がコメントすべきではないと指摘。ただ、「ロシアとの取引は、ロシアに資金を与える点で民主主義の世界を損なうだけでなく、ビジネスそのものも苦しめるのが現実だ」と付け加えた。 【時事通信社】 〔写真説明〕日本外国特派員協会で記者会見するリトアニアのシモニテ首相=28日午後、東京都千代田区
情報提供元: 時事通信社
記事名:「 ロシアとの協力事業、再考を=「サハリン2」念頭か―リトアニア首相