世界気象機関(WMO)は27日までに、主要な温室効果ガスの2021年の世界平均濃度を発表した。二酸化炭素(CO2)、メタン(CH4)、一酸化二窒素(N2O)のいずれも観測史上最高記録を更新した。このうちメタンは前年から18ppb(ppbは10億分の1)増えて1908ppbとなり、増加量も史上最高となった。  メタンはCO2に比べて大気中の寿命が短いが、1分子当たりの温室効果は大きい。CO2の世界平均濃度は2.5ppm(ppmは100万分の1)増えて415.7ppm、N2Oは1.3ppb増の334.5ppbだった。 (了)【時事通信社】
情報提供元: 時事通信社
記事名:「 温室効果ガス濃度、史上最高更新=メタンは増加幅も―WMO