静岡県小山町の県道で観光バスが横転し、乗客1人が死亡、26人が重軽傷を負った事故で、県警は27日、自動車運転処罰法違反容疑で逮捕した運転手野口祐太容疑者(26)の立ち会いの下、現場で実況見分を実施した。  事故は13日午前11時50分ごろ発生。富士山の須走口5合目から御殿場市方面に向かう下り坂を走行中のバスが、斜面に乗り上げて横転した。バスには添乗員を含む36人が乗車しており、ツアー客の女性(74)が死亡、重傷者8人を含む26人が負傷した。  県警は事故翌日の14日、バス運行会社「美杉観光バス」(埼玉県飯能市)を家宅捜索し、ドライブレコーダーの映像記録などを押収した。18日にはメーカーの技術者らが立ち会い、事故車両の検証を実施。ブレーキ系統に異常がなかったかなど、事故原因を調べている。 (了)【時事通信社】
情報提供元: 時事通信社
記事名:「 運転手立ち会い実況見分=観光バス横転事故―静岡県警