【パリ時事】イタリア下院は14日、極右「同盟」のフォンタナ副書記長を議長に選出した。上院は13日、極右「イタリアの同胞(FDI)」の共同創設者、ラルッサ元国防相を議長に選出している。  9月25日の総選挙では、FDIと同盟、中道右派「フォルツァ・イタリア(FI)」による右派連合が上下両院で過半数議席を獲得した。第1党となったFDIのメローニ党首が、イタリア初の女性首相に就任するとみられている。  ただ、早くも右派連合内での対立が露呈。FI議員の多くは13日、ラルッサ氏の上院議長就任に反対し、同氏は最終的に右派連合以外の議員の賛成も得て選出された。メローニ氏と同盟のサルビーニ書記長(党首)も、連合内での主導権をめぐる対立が報じられているが、議長ポストでは折り合いを付けたもようだ。 【時事通信社】
情報提供元: 時事通信社
記事名:「 イタリア下院議長に同盟幹部=右派連合内で対立露呈