国際原子力機関(IAEA)のグロッシ事務局長は8日、声明を出し、ロシア軍が占拠しているウクライナ南部ザポロジエ原発が同日未明に外部電源を失ったと明らかにした。ウクライナの原子力企業エネルゴアトムによると、ロシア軍の砲撃で外部から同原発に電力を供給する送電線が損傷した。  グロッシ氏は「砲撃再開は極めて無責任だ。ザポロジエ原発は保護されなければならない」と強調。近くロシアとウクライナを訪れ、同氏が提唱している同原発周辺での「安全・保護区域」設置に向けて協議する意向を示した。 【時事通信社】
情報提供元: 時事通信社
記事名:「 ザポロジエ原発、外部電源喪失=IAEA事務局長が訪ロへ