北海道・知床半島沖で観光船「KAZU I(カズワン)」が沈没した事故で、第1管区海上保安本部は4日、半島先端部の海岸線で、行方不明者の名前が入った交通系ICカードと、複数の骨片を発見したと発表した。  同本部の潜水士や特殊救難隊員が4日、半島先端部の海岸線を捜索して発見した。ICカードには不明者と同姓同名の名前が片仮名で記されていた。骨のようなものは15個見つかり、道警がDNA型鑑定を行い、不明者との関連を調べる。   事故は4月23日に発生。乗員乗客26人のうち、これまでに19人の死亡が確認され、7人が行方不明となっている。(了)【時事通信社】
情報提供元: 時事通信社
記事名:「 不明者の交通系カードか=複数の骨片も発見―知床観光船事故