福島県は9月30日、オリジナルブランド米「福、笑い」の収穫式を福島市内で開き、内堀雅雄知事や県内の学生らが参加した。コメ農家の須田正一さんの田んぼに参加者が横一列に並び、立派に育った稲を鎌で丁寧に刈り取った。新米は10月末から県内や首都圏で販売される。  「福、笑い」は2021年にデビューし、1キロ800円程度で販売する高級米。2年目となる22年の作付面積は、前年の倍となる114農家50ヘクタールにまで拡大した。内堀知事は「知名度はまだまだ。トップセールスをしっかりやっていきたい」と意気込む。  香りの良さや甘味に加え、環境への配慮や厳格な生産管理が要求される「GAP認証」の取得農家のみに生産者を限定しているのも売りで、贈答用としてもアピールする。須田さんは「まずは食べてもらいたい。おいしさを分かってもらえれば(高い)値段は気にならない」と太鼓判を押した。 (了)【時事通信社】
情報提供元: 時事通信社
記事名:「 ブランド米「福、笑い」を収穫=福島県〔地域〕