浜松市が事務局を務める遠州産地振興協議会と静岡県繊維協会が主催する「綿の産地フェア はままつ染め織りマーケット」が浜松市で1日開かれ、訪れた人に江戸時代から続く遠州織物の魅力をアピールした。  会場では、地元の染め物や織物をもっと身近に感じてもらうため、手織り機などを実際に使ったり、染め物に挑戦したりするワークショップを開催。生地や綿製品などを販売する出店も多数並んだ。  今回は静岡文化芸術大学の学生が会場の装飾や展示などを担当。学内コンペで選ばれた3チームが入場ゲートや休憩所の装飾などを作り、花を添えた。通常は捨てられる生地の端の部分を使い、カラフルなゲートを作ったデザイン学部4年の鈴木佑季さん(22)は「このようなイベントで自分たちの作品が飾られるのが夢だった。遠州織物の良さが伝わればと思いながら作りました」と語った。 (了)【時事通信社】
情報提供元: 時事通信社
記事名:「 染め織りマーケットを開催=浜松市〔地域〕