【ワシントン時事】イエレン米財務長官は22日、先進7カ国(G7)が12月からロシア産石油の取引価格に上限を設ける追加制裁を導入するのを受け、ロシアはG7以外の主要消費国とも厳しい値引き交渉を強いられているとの見方を示した。価格抑制を狙った同制裁は「既に効果を上げている」と強調した。  上限価格の枠組みは、欧州連合(EU)がロシア産原油の海上輸入を禁止する措置に合わせて導入される。イエレン氏は米アトランティック誌のイベントで「ロシアはEUに代わる石油の販売先を積極的に探している」と指摘した上で、消費大国である中国とインドに対して「大幅な値引きを行っている」と語った。 【時事通信社】
情報提供元: 時事通信社
記事名:「 ロシア産石油価格抑制「既に効果」=追加制裁めぐり米財務長官