【北京時事】中国の王毅国務委員兼外相は21日、国連総会出席のため訪問中の米ニューヨークでロシアのラブロフ外相と会談し、ウクライナをめぐり「中国は引き続き客観的かつ公正な立場で和平協議を促す」と述べた。ラブロフ氏は「ロシアは対話や協議を通じた問題解決を今も願っている」と主張した。中国外務省が22日発表した。  ラブロフ氏は、北大西洋条約機構(NATO)拡大に反対するロシアの立場を強調し、王氏も「各国は和平協議を通じ(ロシアの)安全の懸念を解決するよう望む」と応じた。王氏は米国を念頭に「一国主義や強権政治に共に反対する必要がある」と中ロ連携を呼び掛け、ラブロフ氏は中ロが安保理常任理事国を務める国連などで両国が「協調を強化するよう期待する」と訴えた。 【時事通信社】
情報提供元: 時事通信社
記事名:「 ロシアに和平協議促す=NYで外相会談―中国