【サンタバーバラ（米カリフォルニア州）時事】米グーグルは２１日、カリフォルニア州サンタバーバラに昨年開設した量子コンピューターの研究開発施設を報道陣に公開した。スーパーコンピューターより高速で精緻なデータ処理が可能で、幅広い用途を見込める次世代計算機を２０２９年までに実用的なレベルに到達させることを目指し開発を進めている。 量子コンピューターは、０と１を重ね合わせた「量子ビット」を最小単位として計算する。０か１かの２進法を用いる従来のコンピューターより計算速度が飛躍的に向上するという。創薬の迅速化や交通の最適化への応用が期待されている。 【時事通信社】 〔写真説明〕米グーグルが開発を進めている量子コンピューター＝２１日、米カリフォルニア州サンタバーバラ