愛知県幸田町で「筆柿」の出荷が始まった。筆の先に似た形と強い甘味が特徴で、江戸時代に農家が庭で育てたのが始まり。町内には樹齢300年の古木が現在も残っている。  栽培した筆柿は町内の選果場に運ばれ、人手と自動選別機の両方で仕分け作業を行う。見た目には分かりにくい甘柿と渋柿も、機械の光センサーでスムーズに選果された。  他品種と比べると熟すのが早く、秋の味覚を一足先に味わえる筆柿。50年以上にわたり生産者として携わる平岩正己さん(72)は「おいしさを皆さんに早く届け、初秋を感じてほしい」と話した。 (了)【時事通信社】
情報提供元: 時事通信社
記事名:「 特産「筆柿」の出荷始まる=愛知県幸田町〔地域〕