【ベルリン時事】ドイツ経済・気候保護省は16日、エネルギー安全保障法に基づき、ロシア国営石油大手ロスネフチの独子会社を政府の管理下に置くと発表した。存続が危ぶまれる3製油所の運営を維持する。ウクライナ侵攻を続けるロシアとの対立でエネルギー危機が深刻化する中、安定供給を確保するのが狙いだ。 ロスネフチ子会社はドイツの製油能力の約12%を占める。しかし、欧州連合(EU)がロシアからの石油輸入を年内に90%減らす方針を決め、ロシア産石油に依存する子会社は事業の行方が不透明になっていた。 【時事通信社】 〔写真説明〕ロシア国営石油大手ロスネフチ本社=モスクワ(AFP時事)