【ブリュッセル時事】欧州連合(EU)欧州委員会は14日、強制労働によって作られた製品を禁止する法案を発表した。中国の新疆ウイグル自治区などでの人権侵害疑惑が念頭にあるとみられ、EU域内外の製品が排除対象となる。日本を含む世界各国の企業はサプライチェーン(供給網)の透明性確保を迫られる可能性がある。  強制労働をめぐっては、米国で今年6月、ウイグル自治区で生産された製品の輸入を原則禁止する「ウイグル強制労働防止法」が施行された。欧米が監視を強めることで、中国は反発を強めそうだ。 【時事通信社】
情報提供元: 時事通信社
記事名:「 強制労働関与の製品排除へ=中国念頭、企業に対応迫る―EU法案