1971年に警察官が殺害された渋谷暴動事件で、殺人罪などで起訴された過激派「中核派」活動家の大坂正明被告(72)について、東京地裁(高橋康明裁判長)は14日までに、初公判の期日を10月25日に指定した。  大坂被告は事件後45年以上にわたって逃亡を続け、2017年に広島市のアジトで見つかり逮捕、起訴された。関係者によると、暴動に加わったことは認めつつ、「殺人には関与していない」と無罪を主張する方針という。  起訴状によると、大坂被告は71年11月14日、東京都渋谷区で多数の学生や労働者らと共謀し、機動隊員らに火炎瓶を投げ付け、新潟県警から派遣されていた中村恒雄巡査=当時(21)、警部補昇進=をやけどによって殺害したなどとされる。 (了)【時事通信社】
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記事名:「 大坂被告、10月25日初公判=渋谷暴動で東京地裁