東京都日野市が、公園にごみ運搬車専用道路を整備するための工事契約などを結んだのは違法として、住民らが大坪冬彦市長への賠償請求を市側に求めた訴訟で、最高裁第1小法廷(岡正晶裁判長)は8日付で、市側の上告を退ける決定をした。約2億5000万円を請求するよう命じた一、二審判決が確定した。  一、二審判決によると、日野市は2016~17年、都市計画の変更手続きをせず公園内に専用道路を整備する工事などの契約を業者と締結。契約額は計約2億5000万円だった。  東京地裁は、「都市計画を変更しないまま道路を設置したのは違法」と指摘し、工事契約などで生じた損害について市長の賠償義務を認定。東京高裁も地裁の判断を支持した。 (了)【時事通信社】
情報提供元: 時事通信社
記事名:「 ごみ運搬道整備「違法」確定=東京・日野市の上告退ける―最高裁