【ロンドン時事】英石油大手シェルは2日、ロシア極東の石油・天然ガス開発事業「サハリン2」をめぐり、新たな運営会社に出資しないと明らかにした。ロシア政府にも通知した。ウクライナ侵攻を受けて表明したロシア事業からの撤退方針を貫いた形で、日本とは対照的な対応となった。  シェルは従来のサハリン2運営会社に約27.5%出資。報道によると、16億ドル(約2240億円)相当の持ち株は回収の見込みがない資産として損失計上した。ただ、今後もサハリン2から液化天然ガス(LNG)を調達できる契約を結んでおり、顧客への供給義務を果たしていくという。 【時事通信社】
情報提供元: 時事通信社
記事名:「 ロシア新会社に出資せず=サハリン2撤退貫く―英シェル