【ベルリン時事】ドイツのショルツ首相は29日、北大西洋条約機構(NATO)とは別の枠組みで、欧州連合(EU)共通の防空システム構築が必要だと表明した。訪問中のプラハでの演説で語った。 NATOは欧州の安全保障の担保であり続けると認める一方、EUとしての共通の防空システムは「欧州全体の安全保障の利益となる」と強調した。詳細には触れなかったが、協力が可能な国として、オランダ、ポーランド、チェコ、バルト3国などを挙げた。 【時事通信社】 〔写真説明〕29日、プラハで記者会見するドイツのショルツ首相(EPA時事)