【イスタンブール時事】グテレス国連事務総長は20日、トルコの最大都市イスタンブールを訪れ、ウクライナ産穀物を各国に輸出するためにイスタンブールのボスポラス海峡を行き来する貨物船の検査作業を視察した。  ロシアのウクライナ侵攻で滞っていた穀物輸出は1日、仲介役のトルコと国連を加えた4者の枠組みによる協調で再開した。トルコ当局によると、これまでにトウモロコシを含む60万トン以上が少なくとも28隻の貨物船で、黒海に面するウクライナ南部のオデッサ港などから出荷された。  グテレス氏は19日、オデッサ港も視察し、輸出推進が「ウクライナの農家、世界の脆弱(ぜいじゃく)な国や人々の希望だ」と意義を訴えた。 【時事通信社】 〔写真説明〕19日、ウクライナ南部オデッサ港を視察するグテレス国連事務総長(手前左)(EPA時事)
情報提供元: 時事通信社
記事名:「 ウクライナ穀物船の検査視察=国連総長がイスタンブール訪問