宮内庁は18日、新型コロナウイルスの感染者数の高止まりを受け、天皇ご一家が夏の静養を取りやめられると明らかにした。  側近によると、那須御用邸(栃木県)での静養が検討されていたが、一定数の職員も滞在するため感染対策が難しく、感染者が出た場合は地元に迷惑を掛ける可能性があることなどから見送った。  ご一家は例年夏、那須御用邸や須崎御用邸(静岡県)で静養していたが、コロナ禍以降は控えている。天皇、皇后両陛下は、感染拡大で生活への制約と不安を余儀なくされている国民を案じ、医療従事者らに感謝と敬意の気持ちを持っているという。 (了)【時事通信社】
情報提供元: 時事通信社
記事名:「 天皇ご一家、夏の静養取りやめ=コロナ感染高止まりで