神戸市内で、日本とインドの国交樹立70周年などを記念したインドフェアが開かれた。両国の交流促進を目的に、在日インド商工協会(横浜市)などが開催。両国交流の歴史やヒンズー教の神々を紹介するパネル展示のほか、ボリウッドダンスやヨガなどを楽しめるライブステージが催された。  初日の開催セレモニーには、サンジャイ・クマール・ヴァルマ駐日インド大使や久元喜造市長ら110人が出席。日本の鏡開きに当たる「インド式ココナツ割り」や灯火式が行われた。ヴァルマ氏はセレモニーで「日本とインドが交流を深めるきっかけとなれば」とあいさつした。  兵庫県は2016年に同国のグジャラート州と友好提携、神戸市は20年に同州のアーメダバード市と経済などに関する覚書を締結するなどそれぞれ関わりが深い。同協会によると、1923年の関東大震災後、横浜で被災した多くのインド人が神戸に移住。輸出業務などに従事して生活を維持した歴史がある。 (了)【時事通信社】
情報提供元: 時事通信社
記事名:「 日印国交70周年でインドフェア=神戸市〔地域〕