【ニューデリー時事】「インドのウォーレン・バフェット」の異名を持つ富豪ラケシュ・ジュンジュンワラ氏が14日、西部ムンバイの病院で死去した。62歳だった。地元メディアが一斉に報じた。死因は明らかにされていないが、インド紙エコノミック・タイムズによると、糖尿病など複数の疾患を抱えていた。 自らの格安航空会社(LCC)が7日にインドで運航を始めたばかりで、拡大するインド経済の立志伝中の人物だった。モディ首相はツイッターに「不屈の精神の持ち主。金融界にいつまでも残る貢献をした」と投稿し、死を悼んだ。 税務当局高官の父を持ち、大学時代に株式投資を始めた。米経済誌フォーブスによると、資産は58億ドル(約7700億円)。米国の著名な投資家ウォーレン・バフェット氏になぞらえて成功がたたえられた。 【時事通信社】 〔写真説明〕「インドのバフェット」と呼ばれた富豪ラケシュ・ジュンジュンワラ氏=2017年11月、ムンバイ(ロイター時事)