【パリ時事】ウクライナ南東部ドニプロペトロウシク州のレズニチェンコ知事は10日、ザポロジエ原発を占拠しているロシア軍の砲撃により、原発の対岸にある複数の町で市民計13人が死亡したと通信アプリで明らかにした。ウクライナ大統領府のイェルマーク長官は、ロシア軍が原発を「核の盾」に使って砲撃していると非難。ゼレンスキー大統領は「うやむやにしてはおかない」と強調し、徹底抗戦する構えを示した。  ゼレンスキー氏は10日夜のビデオ声明で「占領者に対してより多くの損失を与えれば、わが国はそれだけ早く解放され、ウクライナの安全を保障できる」と強調。イェルマーク氏は「臆病なロシア軍は原発の陰に隠れて砲撃することしかできない」と訴えた。 【時事通信社】 〔写真説明〕ウクライナ南東部のザポロジエ原発=7日(ロシア国防省提供)(EPA時事)
情報提供元: 時事通信社
記事名:「 原発対岸に砲撃、市民13人死亡=大統領、徹底抗戦の構え―ウクライナ