【ソウル時事】韓国の朴順愛教育相兼社会副首相は8日、就学年齢を現行の満6歳から5歳に引き下げる方針を突然発表して反発を招いたとして、「至らない点が多かった。全ての責任は私にある」と辞意を表明した。事実上の更迭とみられる。尹錫悦政権発足後、閣僚の辞任は初めて。  就学年齢引き下げ案は、朴氏が7月29日に打ち出した。公教育の範囲を拡大し教育格差を是正する狙いだったが、唐突な発表に世論は反発。その後、朴氏は「国民が望まなければ破棄され得る」とトーンダウンさせたが、尹大統領の支持率下落の一因と指摘されていた。 【時事通信社】 〔写真説明〕韓国の尹錫悦大統領(左)と朴順愛教育相兼社会副首相=7月5日、ソウル(EPA時事)
情報提供元: 時事通信社
記事名:「 教育相、事実上更迭=就学年齢引き下げ案に世論反発―韓国