【ワシントン時事】ペロシ米下院議長の台湾訪問について、米連邦議会では超党派で支持する声が広がっている。近年議会で高まっていた対中強硬・台湾支援の雰囲気も、今回の訪台実現を後押ししたと言えそうだ。  野党共和党の上院議員26人は2日、連名でペロシ氏の訪台を支持する声明を発表。同党上院トップのマコネル院内総務ら重鎮も名を連ね、「何十年にもわたり米議員は台湾を訪れてきた」と正当性を強調した。「今われわれには(米国の安全保障上の関与を定めた)台湾関係法の全ての要素にかつてないほど責任がある」ともつづった。  民主党のメネンデス上院外交委員長は米メディアに「誰が台湾に行けるかを中国に決めさせるなら、既に台湾を中国に譲り渡したことになる」と指摘。同氏はペロシ氏に先立ち、4月に台湾を訪問しており、帰国後、台湾に4年間で45億ドル(約6000億円)の軍事支援を提供する超党派の法案を提出している。 【時事通信社】
情報提供元: 時事通信社
記事名:「 米議会、超党派で支持=ペロシ氏の台湾訪問