【ワシントン、北京時事】バイデン米大統領と中国の習近平国家主席は28日に電話会談し、緊張が続く台湾情勢などについて協議した。米中両政府が発表した。バイデン氏が、台湾海峡の平和と安定を損ない、一方的な現状変更の試みに強く反対する考えを強調したことに対し、習氏は「外部勢力の干渉に断固反対だ」と反発するなど、激しい応酬があった。  米政府高官は会談後、記者団に対し、焦点の一つとなっていた対中制裁関税の引き下げをめぐり、バイデン氏が具体的な措置を協議しなかったと説明した。また、両首脳が事務方に対し、対面会談の実現に向けて調整を始めるよう指示したことを明らかにした。 【時事通信社】
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記事名:「 米中首脳、台湾めぐり応酬=電話会談で協議