国際芸術祭「あいちトリエンナーレ2019」で従軍慰安婦を象徴する少女像を展示し、抗議で一時中止された「表現の不自由展・その後」の作品などを並べた企画展が8月に名古屋市で開催されることが25日、分かった。主催する市民団体が明らかにした。  同様の企画展は昨年7月にも名古屋市で開催されたが、会場に届いた爆竹とみられるものが破裂し、一部中止された。  今回の開催期間は8月25~28日で、会場は昨年と同じ市施設の「市民ギャラリー栄」。少女像や、昭和天皇の肖像が燃えるシーンのある映像作品など9作品が展示される。  入場は各回50分の入れ替え制で、チケットはインターネットなどで事前購入が必要。主催団体共同代表の中谷雄二弁護士は「公的な場所はできるだけ多様なものが展示されるべきで、多くの人に見て議論していただきたい」と話している。 (了)【時事通信社】
情報提供元: 時事通信社
記事名:「 「不自由展」名古屋で開催へ=8月25~28日、昨年は一部中止