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鑑定では、事件当時の山上容疑者の精神状態や成育歴を含む背景などを詳しく調べる見通し。起訴された場合、公判では責任能力が争点になる可能性があるため、地検は精神鑑定が必要と判断したとみられる。
奈良県警によると、山上容疑者は逮捕直後から容疑を認め、淡々と取り調べに応じていた。母親が入信する世界平和統一家庭連合(旧統一教会)に対する恨みがあったとし、銃撃については「安倍氏が(旧統一教会と)つながりがあると思って狙った」と供述した。
一方、事件前日には旧統一教会を批判するブログを運営する男性に手紙を送り、安倍氏について「苦々しくは思っていましたが、本来の敵ではない。あくまでも現実世界で最も影響力のある統一教会シンパの一人にすぎません」などと記していた。(了)
【時事通信社】
〔写真説明〕鑑定留置のため奈良西署を出る山上徹也容疑者=25日午前、奈良市