静岡県警で警部だった男性警察官が、上司から警部補への降任を申し出るよう強要されたとして、県と当時の上司ら4人に300万円の損害賠償と、警部としての地位確認を求める訴訟を静岡地裁に起こした。原告側弁護士が22日、記者会見して明らかにした。提訴は13日付。  訴状によると、男性警察官は警部への昇任後にストレスなどから体調を崩して2度にわたり長期休職。2019年7月に職場復帰したものの、自ら申し出て同年11月、警部補となった。  原告側は「上司から再三にわたり求められ、やむを得ず警部補への降任を申し出た。何度も断ったが、作る必要のない文書の作成を命じられるなどのパワーハラスメントを受けた」などと訴えている。 (了)【時事通信社】
情報提供元: 時事通信社
記事名:「 現職警察官が県提訴=上司が「降任強要」―静岡地裁