【ワシントン時事】エステベズ米商務次官(産業安全保障担当)は21日までに、中国が台湾を侵攻するといった将来の地政学的リスクに備え、多国間で輸出管理を行う新たな枠組みを検討していると議会で証言した。ウクライナに侵攻したロシアに対し、日本などの同盟国と共に厳しい制裁を科したノウハウを生かす考えを示した。  エステベズ氏は19日、米下院の公聴会で台湾有事への対応を聞かれ、「ロシアに対して構築した多国間の輸出規制の枠組みを再現したい。ロシアだけでなく中国の問題も同盟国と話し合っている」と明言した。米商務省が主導するハイテク製品の対ロ輸出規制には、日本や欧州などの37カ国が参加している。 【時事通信社】
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記事名:「 対中輸出管理で新体制=台湾有事、同盟国と検討―米商務次官